音楽

ピアノの発表会での緊張を減らすには?

ピアノの発表会で緊張して本領を発揮できない…緊張とうまく付き合って自分の納得のいく演奏がしたい!

このような悩みに答えていきます。

音楽高校、国公立音大ピアノ科出身の私が実践していたこと、今もなお本番で心掛けていることをご紹介していきます。

緊張ってないほうがいいのに…と小さいときから思うほど、いわゆるよく緊張する子供でした。

緊張しない方法ってあるのかなと考えたこともありましたが、結論から言うとないです…

本番に緊張はつきものだし、全く緊張のない演奏よりはマシ!という心持ちで本番に挑んでいます。

だからこそ緊張しない方法という考えを捨てて
緊張を和らげる
というマインドで読んでいただければとおもいます。

緊張を緩和するための、

  練習の内容
  本番当日にできること

の2つの観点からみていきます。

目次

*緊張を和らげるために練習でできること

本番が近づいてきたら1日1回通して弾く


大体1か月前~から取り入れていました。部分練習でうまく弾けても通して弾くと思うようにいかないことも多くありました。
通し練習の大切さは毎度の本番で実感しています。


本番と同じ を心がける

椅子の高さや鍵盤ろの距離感はもちろん、姿勢、力の入れ方、テンション などとにかく本番で弾くことを常にイメージすることが大切です。

練習と同じように、これが本番の緊張感を落ち着ける材料になります。

演奏を録音する

これは部分練習の際でも通し練習の時でも効果的だと思いますが、客観的に聴いて練習ができることもそうですし

録音という形に残るものは良い緊張感を生み出してくれます。

毎日違う箇所から練習する

これは本番の一番の不安要素ともいえる暗譜対策です。

毎日曲の最初から初めて同じ練習をしていると慣れてきてしまうので、違う箇所から練習をすることは良い刺激になります。

人前で弾く機会を設ける


発表会のリハなどももちろん大事だけれど、本番までに例えば家族に聴いてもらう、とか誰かの前でというのが大切です。

本番が近づくと必ず家族に聴いてもらっていました。

家族でも意外と緊張するものです…自分だけの空間で弾く演奏と誰かの前で弾く演奏ではまるで集中力が違います。

誰でもいいので、人前で弾く機会で緊張感を感じましょう

*本番当日にできる緊張対策

ホールの客席で1人は演奏を聴いておく

ホールでの響きの確認や、今から本番!と気持ちが引き締まり集中力があがります。

できれば自分が弾く直前ではなく受付した後すぐ、など気持ちを本番にもっていくための準備をできるといいです。

自分の前の人の演奏はBGM程度で聴きながす。

舞台裏にいてからは自分の世界に入り込んだほうが良いです。

前の人がこうだった…などの緊張感はいらない緊張感です。

柔軟をする、指をほぐす

緊張は体のこわばりにつながるので、まずは物理的に体をほぐすことが大切です。

スポーツ選手のウォーミングアップと同じです。アップなしでベストは出せないです。

体を温める

夏でも冬でもカイロは絶対に舞台裏にもっていっていました。

カイロと女性はとくにカーディガンや羽織るものも必須ですね。

楽譜の上で指を必要以上にカタカタさせない

これはやっている方をよく見かけますが、私はあまり意味がないと思っています。楽譜の感触と鍵盤の感触は全然違うので
イメージにつながりにくいです。

手の動きを確認したり力の入れ方を確認するためになんとなく形づくるぐらいがおすすめです。楽譜通り完璧に指を動かそうとするのはかえってわからなくなってしまったり、緊張や焦りを高めてしまいます。

直前はイメージトレーニングが効果的です。

自分のルーティーンをなにか一つ見つける

これは人それぞれでどんなことでもいいと思います。

弾く前に深呼吸、弾く前に笑顔をする、飲み物を飲むなどなど…

自分の気持ちを切り替えるルーティーンを色んな本番を経験していく上で見つけられると

安心材料になると思います。

ちなみに私は、お辞儀を丁寧に、客席をちゃんと見る と決めています。お辞儀から自分の出番は始まっていると思っているので…! 

緊張が高まると焦りがでるので、お辞儀で落ち着きを取り戻すようにしています笑!

*まとめ 【読んだ後の行動】

以上2つの観点から、緊張との向き合い方をまとめてみましたがいかがだったでしょうか?

あくまで個人の方法ですが、参考になる部分があれば実践してみてください。

それぞれに合う方法やルーティーンを見つけてうまく緊張と付き合っていきましょう!

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